G38301(S8869) 刀 銘 濃州住亀井昭平作 昭和四十六年秋吉辰 350,000円
現代刀 (昭和四十六年) 美濃
刃長71.5cm 反り1.6cm 元幅35.7mm 元重9.0mm 先幅25.0cm
剣形:鎬造り、庵棟。重ねは頗る厚く、元身幅も殊のほか広い造り込みに物内上も張って重厚な造り込みで中切先延びる(刀身拡大写真
鍛肌:小板目肌よく詰む。
刃紋:焼刃が高く、互の目乱れ。太い沸足がはいる。鎬筋に跳焼きがある。
中心:生ぶ。鑢目鷹の羽。茎尻は剣形。目釘孔一個。掃表にやや大振りの長銘で「濃州住亀井昭平作」、裏に「昭和四十六年秋吉辰」の製作年紀がある。
帽子:小乱れとなり中丸に返る。
亀井昭平氏。岐阜県賀茂郡富加町住。兼延の門。昭和二年生まれで努力賞二、入選十五回など多数の功績を残す。本作は刃長が二尺三寸六分で常にも重ね、身幅が増して、どっしりと重量のある実に豪壮な造りこみをしている。茎仕立ては鷹の羽の鑢目丁寧に堅調かつ上手な仕立てをしている。
亀井昭平氏四十五歳の作。
銀はばき、白鞘入り。