| T276873(Y1408) 薙刀 銘 光龍子重俊 | 保存刀剣 |
| 新々刀 江戸時代末期(元治頃/約150年前) 加賀 刃長64.2cm 反り2.7cm 元幅33.7mm 元重8.2mm 茎長72.6cm |
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| 剣形:薙刀造り、庵棟。長大な造り込みで、身幅広く重ねが厚い。反り高く、頭が大きく張って、頗る重量がある。表裏に薙刀樋に添樋の彫物がある。(刀身拡大写真) 鍛肌:地鉄板目肌に大板目や流れ肌がまじり、肌立ち気味に地沸つく。 刃紋:ごく浅く焼きだして小丁字を焼いてから背の高い蛙子丁子となり、さらに頭の張ったふくら付近はより焼刃の高い大房丁子となる。一部は平地に跳び焼きをまじえるなど闊達な刃文をしている。刃中は金筋、砂流しが長くかかり、長い丁子足が刃先に射し込むなど働きが活発である。 帽子:表裏ともに大房丁子で大乱れのまま小丸に返る。 茎:生ぶ。鑢目は大筋違に化粧。目釘孔弐個、茎尻は刃上りの栗尻。棟肉平。表の第一目釘孔下方に大振りな『光龍子重俊』の五字銘がある。 刃長が弐尺壱寸強(64.2cm)、茎長は弐尺四寸(72.6cm)におよぶ殊の外長大な薙刀である。『日本刀銘鑑』によると「重俊、藤島友重門、高野利八、元治(1864)頃、加賀」とある。本作は非凡な長寸で、重ねが厚く、頭が大きく強く張った豪快かつ勇壮な体躯を有している。文久三年(1863)に幕府による欧米外国人攘夷決行の息吹を承けて武士が製作を託し、重俊が鎚を揮った作品であろう。本作には称号『光龍子』が切り付けられており資料的にも貴重である。豪壮かつ闊達な焼刃は総じて覇気があり健全な体躯を保つ優品である。 銅地腰祐乗やすりはばき。白鞘入。 参考文献:本間薫山・石井昌國 『日本刀銘鑑』 雄山閣 昭和50年 |
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