T303843(W8256) 脇差 銘 加州包永作 保存刀剣
安土桃山時代(永禄/1558年頃) 加賀
刃長43.4cm 反り1.8cm 元幅37.8mm 先幅28.1mm 重ね6.7mm
剣形:鎬造り、庵棟。重ねが厚く、身幅が広く、先反りが深く付いて大切先に結ぶ。表裏に丸留の棒樋の彫物がある。(刀身拡大写真
鍛肌:板目肌に杢目交え、処々流れ、肌目がたつ。地沸付き、湯走り、跳び焼がある。
刃紋:浅く焼きだして広狭ある互の目、大乱れとなり、跳び焼あり、皆焼状となる。砂流しが頻繁に流れる。
帽子:乱れ込んで一枚風となる。
茎:生ぶ。鑢目は勝手下がり。茎尻は栗尻形。目釘孔壱個。佩表の鎬地に五字銘で「加州包永作」と銘がある。
『光山押形』、宝永六年によると包永は永禄から慶長にかけて加賀で作刀したとある。『加州住包永作』、『加州住藤原包永』などと銘をきる。安土桃山時代の戦国動乱期に求められた添差打刀は本作のごとく、切先が伸び、堂々たる姿をした屈強な造り込みのものが多い。当に安土桃山時代を生き抜いた戦国武士の誉れであり代々温存されたものであろう。
時代銀着せはばき、白鞘入。