脇指 銘 豊前住友行 附)茶潤漆塗鞘脇指拵
N80904(W8236)
新刀 江戸時代前期(寛文頃/約350年前) 豊前
刃長54.8cm 反り1.5cm 重ね6.3mm 元幅31.4mm 先幅21.2mm
附)茶潤漆塗鞘脇指拵
消費税含


剣形:鎬造り、庵棟、元身幅が広く、やや先反りが浅く付き、平地の肉置き豊かに中切先に結ぶ勇壮な姿。(刀身拡大写真)
鍛肌:正杢目肌よく詰んで、腰元と横手下に流れる肌合を交えて総体に美麗な肌地金を呈する。
刃紋:中直刃。下半焼き出しはやや匂勝ちに締った刃を焼いてそこに二重刃や解れる刃など交え、腰基から上は次第に沸強く付いて、匂いも深くなり、帯状に沸が付いて明るく冴え、元打ち近辺は焼き刃が地に零れ、互の目状態に湯走りとなり沸匂ともに絶頂となる。闊達で変化に富む沸匂いの働きが冴えて地刃ともに明るい様相を呈する。
中心:生ぶ。鑢目は切。茎尻は刃上がりの入山形。目釘孔壱個。
帽子:直ぐに中丸となり、返りがやや深く返る。
西海道は十四世紀中頃の正平ごろ豊後の地を高田系友行の始祖とし、室町時代を中心に繁盛し、新刀期には豊後に三代(寛永〜寛文頃)、隣国の豊前小倉には一代(寛文頃)を看る。本一口は刃棟区とも殊のほか深く、蛤の如く平地に豊に肉が付き鎬筋も凛として高く、どっしりとした手持ちは雅に健躯で頗る印象的である。附帯の茶潤漆塗鞘脇指拵は縁頭を赤銅魚子地枝菊に鈴虫図、同意匠の枝菊目貫、鉄地獅子に牡丹地透図の鍔(素銅覆輪)、小柄は素銅磨地に枝菊を片切彫と好い道具を使用しており状態もよい。
時代銅二重はばき(渡金)、白鞘入り。
重量: 4000.00 gms