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脇指 無銘 相州康国 
S6175(W3211)

古刀 室町時代末期 (天正頃/約440年前) 相模
刃長35.3cm 反り0.7cm 元幅28.9mm 元厚5.6mm

正真鑑定書

附)黒石目地塗鞘小さ刀拵


詳細写真
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消費税含



剣形:平造り、庵棟、寸延びて、総体に身幅広く、平肉付かず、やや浅めに反りが付いて先ふくら張る。(刀身拡大写真
鍛肌:板目肌に流れる柾目肌交え総体によく練れて肌目が目立ち、地沸厚くつき、太い地景が流れ頗る美麗な肌を顕す。
刃紋:小沸出来の皆焼で刃縁はよく沸えて明るく冴え、小田原相州鍛冶の典型的な刃文。
中心:茎生ぶ、茎孔二個、鑢目は浅い勝手下がり。茎尻は栗尻。
帽子:表裏ともに乱れ込んで小丸に返る。
相模の康国は義助の門。綱家の弟で小田原城主である北条氏綱と実子氏康(注1)に仕え城主である氏康から一字を賜り「康国」と改名したと思われる。綱広一門を筆頭に小田原北条家刀匠として関東一円の需要に応えた。小田原の末相州鍛冶の作域を看るに、完存する皆焼は稀有で直刃基調の質実を目した作域が多い。
本脇指は寸一尺一寸七分と寸延の腰刀で身幅、重ね、寸ともに頃合いでふくらの張った勇壮なる造り込みで上手な皆焼は刃縁に小沸が均一に整然と美麗について明るく冴えて板目肌主調に刃と棟寄りに太い地景が柾目状に流れる様は美しい。茎は製作当時よりの生ぶ無銘で舟底風の茎形状も相州伝を踏襲しており極めも首肯できる。
附帯の腰刀拵は江戸時代中期を下ることはないと思われる生ぶのもので総金具鉄地の縁頭は古梅花の樹木を素銅地で据紋し、高彫された梅花を銀色絵、小枝を金で色絵された古色溢れるもので、鍔は同鉄地に抱茗荷紋を小透にしたもの。目貫は素銅地に金色絵の獅子。小柄は赤銅地に弓具を高彫にして金色絵を施している(小刀は竹製)。内外とも保存状態宜しく今回のご紹介にあたり、入念な上研ぎがなされ、白鞘が新調された。

(注1)【北条氏綱】 室町末期の武将。父早雲のあとを継ぎ小田原城主となる。関東一帯を制圧、後北条氏の基盤を確立した。(一四八六〜一五四一)
【北条氏康】 室町末期の武将。氏綱の子。父のあとを継いで勢力拡大をはかり、しばしば今川義元・上杉憲政と戦い、また川越城の戦で武名をはせた。後北条氏の全盛期の基礎をすえた。(一五一五〜七一)


重量: 4000.00 gms
     

 

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