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脇指 銘 尾州住藤原貞(次) 
S51609(W8238)

新刀 江戸時代前期(寛文/1661年頃) 尾張
刃長51.6cm 反り1.3cm 重ね7.9mm 元幅32.9mm 先幅22.8mm

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剣形:鎬造り、庵棟、重ね殊のほか厚く、元の身幅が広く、平肉豊かに湛えた重厚な姿に中峰に結んだ勇姿を讃える。(刀身拡大写真
鍛肌:小杢目肌がよく詰んで強く入念に鍛えられ、鎬地は柾目となる。平地は地沸が厚くついて湯走り、飛び焼きがある。
刃紋:浅い湾れを焼きだしとして、ここに丁字刃の節を焼き、さらには尖り刃を交え、飛び焼きを交え、中頃よりは背の高い丁字刃を連ねて、部分は飛び焼き島を連ねた焼刃を形する。刃中は匂い霞が充満して白く爽快感がある。棟焼きがある。乱れの谷には砂流しが流れるなど総体に力強い沸出来の賑やかなる刃紋で明るく冴えわたり、如何にも物切れのする印象深い焼刃。
茎:五分ほどの摺上、鑢は大筋違い。茎尻入山形、目釘孔二個。掃き表の目釘孔下に大振りで克つ太い鏨で「尾州住藤原貞(次)」と銘がある。
注)次の字の下半は切
帽子:互の目を焼いて乱れ込んで先は中丸に返る。
尾張国貞次は後年に河内守を受領し寛文から元禄にかけて尾張国で作刀したと伝えられる。俗名を「久佐衛門」、河内守貞幸の門人で「尾州名護屋住藤原貞次」などと長銘に切り、寛文九年の年紀の脇指がある。成る程尚武の尾張三河藩士の需要に応えてか、強くかつ冴えた杢目鍛えに、豪壮なるどっしりとした勇姿をたたえ、一方大乱れの刃紋は小沸が厚くつき、明るく冴えて質実ながらも美しい。一説に貞次は無筆で同門の鍛冶に代銘を切らせたため銘振りや茎の仕立てに数種類あると言われている。実用に供するためか、柄下地の調整により茎の尻を五分ほど摺上げて「次」の字が下半切れている。掃裏の平地に鍛割跡がある。近年の研ぎにより最良の状態に補修されており江戸時代前期の尾張鍛冶の秀品。
銀着せはばき、白鞘入り


重量: 4000.00 gms
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