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脇指 銘 相州住正広 附)黒濾色刻鞘小さ刀拵  
A24639(W3214C)

古刀 室町時代末期 (天文頃/約480年前) 相模
刃長38.0cm 反り0.8cm 元幅32.2mm 元厚5.0mm

得能鑑定書

附)黒濾色刻鞘小さ刀拵


詳細写真
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消費税含



剣形:平造り、庵棟、寸延びて、身幅広く、重ね薄く、平肉付かず、やや浅めに先反りが付いてふくら張る。(刀身拡大写真
鍛肌:板目肌に流れる柾目肌交え総体によく練れて肌目が目立ち、地沸つき、太い地景が流れる。
刃紋:小沸出来の湾れ乱れに小の互の目や尖り刃など交え、処々に跳び焼き、棟焼き交え、皆焼ごころとなり、刃縁はよく沸えて冴え金線、砂流し入る。
中心:茎生ぶ、茎孔一個。鑢目は浅い勝手下がり。茎は栗尻。掃表に「相州住正広」の銘がある。
帽子:表は湾れて先突き上げて深く返る。裏は乱れ込んで小丸となり同じく深く返る。
相模の正広は小田原城主である北条氏綱に仕え一字を賜り「綱広」と改名したと云う説がある。また山村家の伝書によれば広正が改銘しているとも伝えられる。綱広一門を筆頭に小田原北条家刀匠として関東一円の需要に応えた。小田原の末相州鍛冶の作域を看るに皆焼は稀有で直刃基調や湾れ刃の質実を目指した作域が多い。
本脇指は一尺二寸五分強と寸延の腰刀で身幅広く、重ねが薄く、寸延びた勇壮なる造り込みで板目の鍛えは肌立ち、湯走りが浮かび、諸処に跳焼きがあり、棟焼きがあるなど皆焼がかった刃は相州伝を首肯するものである。舟底風の茎形状も相州伝を踏襲している。
附帯の小さ刀拵は菊図の縁に頭は桔梗、菊花に秋虫図。目貫は赤銅容彫松毬図、鍔は鉄地に藤を真鍮象眼した平安城鍔、小柄は赤銅地、鞍に鞭図。
銅一重はばき(渡金)、白鞘付属。

(注1)【北条氏綱】 室町末期の武将。父早雲のあとを継ぎ小田原城主となる。関東一帯を制圧、後北条氏の基盤を確立した。(一四八六〜一五四一)


重量: 3000.00 gms
     

 

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