脇差 銘 備前守藤原氏房
F1988(W3248)
新刀 (寛永頃/約380年前) 尾張
刃長37.5cm 反り0.9cm 元幅32.1mm 元重7.8mm
消費税含

剣形:菖蒲造り、庵棟、元身幅広く、鎬筋高く、先幅も張った強固な姿。先反りが付いてフクラが付く。(刀身拡大写真)
鍛肌:板目肌に大杢目交え総体に肌立ち、流れる肌を交る。平地には地沸が厚くつき、太い地景が入る。
刃紋:沸出来で浅い湾れを基調に匂口深く、互の目、小互の目入り、沸足が入り、砂流しかかる。上半物打ちはより強く沸がつき、より匂い深くなり、湯走り状態となり、一部の焼は地に零れ跳び焼きとなる。
中心:生ぶ。茎尻は栗尻。茎孔弐個、大筋違いの鑢目。表の鎬筋下方に「備前守藤原氏房」の銘がある。
帽子:表裏とも沸匂いともに厚く、先突き上げて掃きかけて小丸に返りを深く焼き下げる。
備前守氏房は初代飛騨守氏房の子。文禄四年清須に生まれた。元和七年八月二十二日、二十七歳で備前守を受領し寛永十一年の四十歳で隠居、子の飛騨守氏房(四代)に家督を譲った。後は「備前守氏房入道」などと銘を切っている。寛文六年丙午十月二十五日没行年七十二歳であった。作柄は父である二代飛騨守氏房に似て激しい湾れ乱れを焼くものが多い。表題の脇指は常に増して身幅広く、豪壮な姿に鍛えは板目肌強く冴えて地沸付き、地景が太くうねり、ここに沸本位の湾れ乱れを焼き、上半は沸が地に零れて湯走り、跳び焼き入るなど尚武の気風溢れる一口で出来が良い。金着せ牡丹祐乗はばき、白鞘入り
重量: 4000.00 gms