A62300(Y1407) 薙刀 銘 九州肥後同田貫次兵衛 特別保存刀剣 95万円
末古刀 室町末期(永禄1558年頃)
長さ49.7cm 反り2.5cm 元幅27.8mm 元厚8.2mm
剣形:薙刀
鍛肌:地鉄板目肌流れ柾目混じる。
刃紋:湾れを基調に小互の目風の大乱れに金線、砂流し頻りと働く。
中心:生ぶ。在銘、孔二個
帽子:掃きかけ尖って突き上げ深く返る。
古刀末期の永禄頃を栄えとした延寿系で肥後(現在の熊本市あたり)で栄えた一門。加藤清正に従って朝鮮の役に参加して彼の地でも盛んに鍛刀しその切れ味のよさで名を挙げ、「九州肥後同田貫何某」と銘を切る。本一口は製作当時の生ぶの姿を保ち、表鎬筋中頃に鍛え割れを慧眼する他はいたって健全なる作で特別保存刀剣に指定されている。
白鞘付、銀着せはばき